うたたね日記〜姫言葉ヒメゴト〜えいひ嬢による日々の言ノ葉を綴る、うたたね日記。

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姫のゆうばりファンタスティック映画祭レポート その1


ハローベイビーズ。ゴキゲンいかがですか?
3月4日に夕張から博多に戻り、諸々の事務処理を終え、
ようやくこうしてパソコンの前に座ることが出来ました。

留守にしている間にも、補完計画宛てに届いたベイビーズからの
応援メッセージやツイッターなどでの映画祭についての温かいコメントなど、
本当にどうもありがとうございました。とても嬉しかったです。

ゆうばりにいる間に、少しでも映画祭の様子をお届できればと考えていたのですが、
日々の過密なスケジュールの中で、なかなか落ち着いた時間が取れず、
更新できなくてごめんなさい。

けれどこうしてせめてものお礼に、夕張での5日間を振り返りながら、
みなさんに映画祭の様子をお届けできればと思います。
ゆっくりと温かいコーヒーでも飲みながら、ごゆるりとお楽しみくださいませ。

それでは参りますぞよ!
のゆうばり映画祭レポートのはじまりはじまり〜


2月27日 一日目

朝八時起床。シャワーを浴び、軽く朝ごはんを食べ、朝十時には館を出て空港へ。
車には大きなピンクのスーツケースと、母が作ってくれたお弁当。
家を出るギリギリまで、忘れ物は無いか、何度も確かめつつ出発。

今回の映画祭で必要な荷物と衣装は思ったよりも多く、着物が三着あるというだけで
かなりの重さになってしまった。これ、本当に一人で運べるのかな?と心配しつつ、
空港に着き、搭乗手続きの際に荷物が5キロほど重量オーバー
であることが発覚。やっぱり・・・仕方なく、着物の一着分を手荷物にし、搭乗口へ。
11時15分発、JAL3513便にて千歳空港へ飛び立つ。
飛行機の中で、今回の夕張でのスケジュールを確認しつつ、お弁当を食べ、
残りの時間で「ガラスの仮面」を読んでいたら到着の時間になった。

空港で預けていた荷物を受け取り、出口で出迎えて下さった映画祭事務局の方と
落ち合う。「こんにちわ。はじめまして。よろしくお願いします。」
今回いろいろとお世話してくださる櫻井さんと挨拶を交わし、
櫻井さんがすぐにその他のゲストが待つ集合場所に連れて行って下さる。

スーツケースをコロコロしながら集合場所へ向かっていると、
突然後ろから「姫!」っと抱きついてくる人がいた。振り返ると西村さん。
「わあああ!!西村さん!元気?!」ひさしぶりの再会を喜びつつ、
改めてハグ&ハグ。

集合場所には、いつも各国の映画祭でお世話になってるマークやナコ(水井真希)
など、顔見知りの人達がすでに待ち構えていた。
西村さんと同じく、ひとりひとりとハグしつつ、再会を喜び合う。

しばらくして空港から用意されたバスに乗り込み、いざ夕張へ。
夕張までのバスは、いくつかのバスでゲストごとに分かれていて、
今回は西村さん達とは別のバス。審査員は審査員ゲスト用のバスがあり、
どうやらわたしはそちらの号車のようだ。ちょっぴりさびしい気もするが、
向かう場所は一緒。西村さん達とはしばしのお別れ。
夕張でね!と言いながら、バスに乗り込む。

出発までの時間をちんまりと席に座って待っていると、入り口から背の高い
おしゃれなイケメンが乗り込んできた。TAKUMIX(斎藤工)だ。

「久しぶり。元気?」TAKUMIXと作品で初めて会ったのは西村さんの「吸血少女VS少女フランケン」の撮影の時。その前には一度、東京残酷警察のスピンオフに
TAKUMIXが出演してくれているというのもあり、作品としてはそこが初めてだけど、
その後もヘルドラやめめめのくらげなど、同じ映画やイベントに出ることも多く、
ふたりとも西村さんや井口さん、三池監督など、なにかと活動の系統が似ていたことも
あり、共通の知り合い(スタッフ)も多いから、お互いの様子を耳にすることも多かっ
たからだろうか。なんだかいつも近いところで仕事してる兄弟みたいな感じで、
不思議と他人の気がしないのだ。
けれど思えばあれからずいぶんと時が流れたんだなと思う。

今やすっかり大人気&大活躍のTAKUMIX。こんな風に同じところで頑張ってきた
人が、こうして世間で認められて活躍してくれるのは掛け値なしにうれしいことだ。
それはまるで姉が弟を思うような気持ちで・・・(勝手に(笑))
それはきっと西村さん達も同じではないだろうか。
西村さんからしたら、父親が息子を思うような気持ちで・・って感じなのかな?
なんて思いつつも、実際に海坊主と姫が家族だったらかなり濃くてウザいかもだから
TAKUMIXはイヤかもね・・なんて思った姫だったのでした(笑)

「ここあいてるよ。座る?」と聞くと「はい」と笑顔のTAKUMIX
「窓際がいいなら変わろうか?」と言うと「大丈夫です(笑)」と言いつつ隣へ座る。
出発までの時間を談笑しつつ過ごしていると、コンコン!と窓を叩く人が。
またもや西村さん。西造イベントのチラシをこちらに向けて、
ジェスチャーでこちらに何かを訴えている。ああ、なるほど、イベントに顔出せって
ことか。「西村さんがイベントに顔出してって言ってるよ。オッケイだったら
オッケイ出してあげて」と言うと、窓の向こうの西村さんに向かって、
手で丸をつくって応えてあげていた優しいTAKUMIXだった。

夕張に着くまでの一時間半、TAKUMIXといろんなことを話した。
縁あってこうして同じブルーベアハウスという同じ事務所でやっていくことになったこ
と、喜んでくれていてうれしかった。今回の映画祭のことや、お互いの近況や西村さん
のこと、今後一緒になる予定の作品のについてのことなど、リラックスしつつも真剣に。
お互い頑張ろうね、よろしくねと、映画祭が始まる前に、いい話が出来て良かった。

夕張に着き、市民のみなさんのあたたかい出迎えに感激しつつ、到着。
ホテルにチェックインしてすぐに、この後に控えた開会式に向けて準備に向かう。



控室に着き、今日の開会式で着る着物の着付けとメイクの準備。
テレビ取材とインタビューが一件。開会式までの時間はわずかしかなかったけど、
手際よく着つけて下さり、とてもありがたかった。




着付けの準備をしていると、控室へ西村さんが遊びに来た。
「姫大丈夫?この着物、いいじゃん!」姫の様子が心配になって来たようだ。
西村さん、なんだかお父さんみたい。そして姫の誕生日プレゼント、と言いながら、
西村さんが龍の模様の入ったゴルチェのバッグをくれた。

準備を終え、車で会場に向かい、開会式へ。壇上に上がる前に、
開会式の進行についてなど、事務局の方から詳しい説明を受ける。
時間が来ていざ壇上へ。舞台そでから客席を覗くと、会場は満員だった。
緊張しつつ、名前を呼ばれいざ壇上に向かう。



袖から舞台に出た途端、会場から「姫ーーーーー!!」
びっくりするくらいの大きな声援が。「ありがとう!」と手を振りながら、
自分の立ち位置へ向かう。まだ鳴り止まぬ声援。広い広い会場で、
一番大きく聞こえたのは他でもない西村さんの声(笑) 
「姫ーーー!姫ーーーー!!」西村さんったら(笑)
あんなに叫んで大丈夫かな?と心配になりつつも、うれしい。
持つべきものはやっぱり世界の海坊主やねと、しみじみと思った姫だったのでした。

開会式では、今回の映画祭で審査員を務める私たちの代表として、
根岸吉太郎監督が挨拶をしてくださった。この5日間の間で、私たちは審査員として
オフシアターコンペディションにノミネートされた11作品を鑑賞する。
今回、同じ審査員として参加するはずだったシッチェス映画祭の
プログラムディレクターであるマイクが、急病により欠席となり、かわりに
スクリーンで今回の夕張へ寄せてのコメントが流されることになった。
そのコメントの中の

「私の顔の神経は数週間のストライキを決行しました。
まるでしいなえいひさんがキリキリキリとしているようです」

というマイクの言葉に会場は爆笑。「てへへ・・・」と照れつつも一緒に笑う私。
マイクに会えるのを楽しみにしていたのに残念。でもありがとう。
またきっと次回映画祭で会いましょう、と思いつつ、今日からはじまるこの5日間を、
精一杯、心を込めて過ごそうと改めて思った開会式だった。





開会式の後、すぐさま会場前のホワイトロックドームにて審査上映。
本日は並河信也監督の「さすらいのジャンゴ」と水井真希監督の「ら」の二本。
それぞれの作品の上映が終了するごとに監督と出演者の舞台挨拶があり、
それぞれの作品に込められた想いや作品についての紹介や撮影におけるエピソード
など、興味深く聞かせて頂く。「ら」はさすがにずしんとくる内容。
けれどもそこには、当事者にしか知りえない心のリアリティや、心象風景を
そのままリアルな呼吸として映像化したような、圧倒的な世界観があった。

上映後の余韻も冷めやらぬまま、すぐにパーティー会場へ向かう。
車の後部座席にTAKUMIXと根岸監督に挟まれ真ん中に座り
「まあ!両手に花だわ」なんて言いながら出発。
会場に着き、着物姿で草履を履いているため、雪で滑りやすいからと
TAKUMIXが車を降りるときに「どうぞ」と手を引いてくれた。
そしてそこでもわたしは「まあ!なんてジェントルメンなの!イケメン
にエスコートして頂いて幸せだわ!」なんて言いつつ和気あいあいと会場入り。

会場では、審査員の方々、ゲストの方々とそれぞれ自己紹介を兼ねてのご挨拶。
今回の夕張のために、はじめて持ってきた手作りの名刺。
写真の裏側に、ひとつひとつ手書きでアドレスと連絡先を入れて、
夕張に出向く前に全部で30枚ほど作ってきた。
日本の方にお渡しするのは、日本語で、海外へのゲスト用には、英語で。

普段は仕事上個人的な名刺は持ち歩かないけど、今回は特別。
こうしてひとりひとり直接対話できる貴重な機会に、女優としてだけでなく、
一人の人間として、映画人として、5日間を共に過ごし、
お知り合いになった方々との、大切な今後の縁を繋ぐため。

控室でお名刺の交換をしながら、食事をしつつ、談笑。
その後パーティー会場では、私たちゲストによる餅つきが行われ、
会場はゲストや映画ファンの皆さんの熱気でいっぱいになっていた。
餅つきの様子やパーティー会場での様子は、行事の兼ね合いで
なかなか写真を撮るタイミングが見つからず、あまり写真が撮れなかったけど、
そんな中でもいくつかのお写真をご紹介。




(世界の西村監督・メロン熊・姫とTAKUMIX(斎藤工))

貴重な4ショット。メロン熊と西村さんの組み合わせがいいですね(笑)
西村さん、TAKUMIX、どうもありがとう!





(井口昇監督・西村監督・姫・宮藤官九郎さん)

パーティーの控室での一コマ。お馴染み井口さんと西村さん、
宮藤さんの笑顔がナイス。今回わたしは宮藤さんとは初対面。
控室で海外のゲストの方とお名刺の交換をしていた時、わたしの出演した三池監督の
「オーディション」の写真が載っている名刺を見て
「えいひ、僕はこの映画を見て君を好きになったんだ。会えてうれしいよ」
という会話を横で聞いていた宮藤さんが、
「ああ!しいなえいひさんってあのキリキリキリのしいなえいひさんだったんですね!」とおっしゃっていて驚いた。
「はいそうです。キリキリキリのしいなえいひです。ご存じでしたか(笑)」
と言ったら、
「はい。僕見ました!あのしいなさんとここにいる審査員のしいなさんが一致しなかった(笑)そうかあ!あのしいなえいひさんかあ!おお・・・」
としみじみと言ってらっしゃったのが微笑ましかった。
その後も幾度となく「怖かったあ・・・あのしいなさんはホントに怖かったあ・・・」
と笑顔で怖がる宮藤さんに「ふふふ。いつもはそんなにキリキリしてませんよ(笑)」
「そんなキリキリキリのしいなもたまには作品にも呼んでくださいね」
「はい(笑)」なんてお話しつつ、お名刺を渡す。
一緒に記念撮影を申し出ると、笑顔で快く引き受けて下さった。
ホームページに掲載する旨を事務所を通して問い合わせもらったところ、
快諾してくださったとのこと。宮藤さん、ホントにどうもありがとうございました!

パーティーは11時頃まで続き、会場を出てホテルへ向かう。
明日は午前中から5本の審査上映の鑑賞と懇親会。
忙しくなりそうだ。部屋に戻って着物を整理してから、お風呂に入り就寝。
上映の余韻もあり、すぐには寝付けなかったが、3時頃にはようやく眠りについた。

次回へ続く


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